4月30日/県営球場
青森山田 004 240 2 =12
青 森 002 000 0 =2 (7回コールド)
【山】寺岡、斉藤、三上―福原、蟹澤(二)阿部、伊藤
青森山田が毎回の19安打を放ち、コールド勝ちで優勝を決めた。今季ノーヒットだった4番阿部健大中堅手(3年)が3回表1死二、三塁で左中間適時二塁打を放ち先制。打線爆発に火をつけた。阿部は4回にもタイムリーを放つなど結局4安打3打点の大当たり。「打てなければ打てないほど『今日こそは』と力みがあった」と振り返る。この日は「肩に力が入らないよう、打席で笑顔になってリラックスを心がけた。そうしたら、うまくバットが出せた」と阿部。心強い主砲の復活だ。
投手では右横手投げの斉藤勇太(3年)が好投をみせた。3回裏1死二、三塁のピンチに登板、3回3分の2を3安打無失点に抑えた。切れのいい直球をコースに決めて凡打に打ち取り、最後の2者は連続三振に切って取った。「最初はよくなかったが、尻上がりに調子が戻ってきた」という。昨秋地区予選までは背番号1。現在は10番をつけているが、「久しぶりに1番をつけたい」とエース奪還に闘志をみせた。