7月27日/はるか夢球場
青森山田 001 001 102 =5
八学光星 001 001 001 =3
【山】斉藤勇、三上―福原 (二)阿部、相坂、赤平
青森山田が投攻守に底力を発揮、ライバル光星に点差以上の会心の勝利を収めた。3番赤平竜太一塁手(2年)が3回に先制の中前打、7回に勝ち越しの犠飛、9回には試合を決定づける2点二塁打を放ち、4打点の活躍。勝利の瞬間は一邪飛のウイニングボールをがっちり捕球した。また6回には6番齊藤孔明三塁手(3年)が見事なスクイズを決め、勝利に貢献した。
投手陣の好投も光った。先発の斉藤勇太(3年)が3回を2安打1失点、救援の三上世視滝(3年)が6回を1安打2失点(自責1)。光星の強力打線をわずか計3安打に抑えた。バックの守備も齊藤三塁手らのファインプレーなど堅守で両投手を支えた。
各選手が決勝という大一番のプレッシャーに負けず、持てる力を存分に発揮。ベンチの控え選手も、応援席の応援団、保護者も一体となった青森山田の強さをみせつけた。前日(26日)が38歳の誕生日の兜森監督をナインが祝福。監督は歓喜の胴上げで宙に舞った。一昨年8月に就任した兜森監督が、わずか2年で昨年春の選抜甲子園に続いて夏の甲子園にも出場決定。青森山田硬式野球部の新時代を切り開いた。