7月23日/はるか夢球場
青森山田 401 000 013 =9
東奥義塾 010 000 000 =1
【山】平沼、三上―福原 (本)福原、阿部(三)中澤、阿部(二)相坂
初回、5番福原朱理捕手(3年)の2ラン本塁打などで一挙4点を先制。試合の主導権を握った。中盤以降、無得点が続いたが、投を含めた守りが力を発揮。相手を1点に抑えた。
守備は4併殺を取ったほか再三の好プレーで相手のチャンスの芽をつぶし、失点を防いだ。特に8回裏は無死二、三塁のピンチを招いたが、二ゴロで相坂大真二塁手(3年)がバックホームで刺した。なおも1死一、三塁から遊ゴロ併殺に打ち取った。この流れが9回表、ダメ押しの3点につながった。
相手は10安打で1得点、青森山田は10安打で9得点。平沼海斗(1年)三上世視滝(3年)の両左腕の好投と、守備でリズムをつくって攻撃につなげる青森山田得意のスタイルで3年ぶりのベスト4進出を果たした。
スタンドをうならせる好守備の工藤飛馬遊撃手(3年)は「ポジショニング、球際を意識し、しっかり守ることができた」。相坂二塁手は「守り勝つ、うちの野球ができた」と話した。兜森崇朗監督も「ナイスゲーム」という好内容の勝利だった。