7月20日／はるか夢球場
黒石商 ０００ ０００ ０１０ ＝１
青森山田 ０００ ３０１ ０１Ｘ ＝５
【山】斉藤勇、三上―福原 （本）福原（二）福原、工藤、赤平、相坂
青森山田らしさを発揮した試合。４回２死二塁で５番福原朱理捕手（３年）が左前打を放ち先制。続く齊藤孔明三塁手（３年）の右前打で一、三塁とした後、鮮やかな重盗で福原がホームを踏んだ。
４回表、相手の先頭が相坂大真二塁手（３年）の後ろに落ちるヒットを放ったが、一塁を飛び出した打者走者を相坂が素早い送球で刺した。結局２試合連続で無失策。堅い守りは夏本番でも健在だ。
先発の斉藤勇太（３年）は８回を６安打１失点の好投。８回表に１点を返されたが、その裏福原が左翼席に貴重な１発を放ち、流れを再び引き寄せた。９回は三上世視滝（３年）が２三振など３人で仕留め、ゲームセット。５得点止まりの打線や走塁死の課題はあったが、順調にベスト８入りを決めた。
福原は本塁打、二塁打を含む４打数４安打３打点。「投手を楽にしたい意識で打っている。甲子園を目指してチームが１つになっている」という。
赤平竜太一塁手（２年）はピンチに再三マウンドに駆け寄り、声をかけた。「状況、周囲を見て声をかけている。３年生がプレーに集中できるようにするのが務め」と、チーム一体を強調した。